岩壁調査とは?

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岩壁登攀(はん)調査とは

岩壁登攀(はん)調査とは、調査専門技術者自身が、ロープアクセス技術を駆使して、岩壁・崖地・急斜面を安全・迅速・自在に移動することによって、浮石や崩壊兆候などの岩盤状況を的確に調査するもので、ロープアクセス調査の中でも代表的なものです。 
測線上端に端部を固定したロープを操って安全・確実に降下しつつ、周辺の岩盤状況を念入りに観察し、浮石や緩み岩盤等の異状を確認するたびに、対象物に直接取りつき浮石の形状・サイズ・不安定度や緩み岩盤の不安定状況などを観察・記載・写真撮影する作業を繰り返します。 調査地点の位置情報は、下降しながらの簡易横断測量を注意深くおこなうことで十分な精度を確保します。 
調査結果は鳥かん図に取りまとめることが多く、要所ごとに断面図も作成し、理解しやすいように工夫します。  平面図や正面図に取りまとめることも出来ますが、岩壁や急斜面の地形特性上、地形がうまく表現できなかったり、調査地点が重なり合って表現・判読しづらくなりがちです。 鳥かん図はテクニカルイラストレーション技法を応用して高度、保全対象までの距離などを正確に描きます。 断面図は浮石や緩み岩盤の状況だけでなく、それらを形成するプロセスやメカニズムを表現するように工夫します。 
岩壁登はん調査の利点は、遠望調査などの間接手法と違って、はるかに高い精度で、しかも樹木や岩陰などの障害物や死角に邪魔されること無く、間近に観察することによって正確に調査できる点にあります。 しかも安全・迅速で、何重にも安全策を施したロープで常に確保されているので墜落・転落事故の可能性は極めて低く、かつロープを巧みに操ることで迅速かつ自由自在の移動・アクセスが容易です。 
このように岩壁登はん調査は、他のどんな手法でも困難な、岩壁等の近接目視による直接観察を、安全・迅速にこなすことで画期的な技術であり、10数年以上の実績も積み、もちろん無事故記録を更新中の信頼性の高い調査手法です。 

お問い合わせから、納品までの流れ

打診・お見積もり依頼

電話、メール、資料は、あるものだけで十分ですFAX  メール  口頭だけでもお見積もりは、ご予算に合わせることもよくあります高さ+幅で概算もできます。 
調査をお願いしたいのですが、お見積もりをいただけますか? 
今月の中ごろにお願いしたいのですが、空いていますか? 急なご依頼にもよろこんで対応いたします。 
現場資料は、どういうものが必要ですか? あるものだけで結構です。 とくに測量とかをしていただかなくても。 すでにある測量データとかは、あらかじめすべて見せてください(準備の都合があるので現場下準備段階で)。 現場作業後に見せられても困ります。 逆に、測量作業が遅れた場合は、現場作業を先に済まし、あとで整合させる方法もあります。 
資料の送付先は? きぃすとんHP アドレス FAX 住所   CADデータ  大容量OK

正式依頼 金額提示 作業内容・目的確認 資料

下見は、よほどの規模の現場でない限り、経費と時間の節約上、大抵しないです。 経験、ノウハウが豊富なので、下見をしなくても、大丈夫です。 逆に必要に応じて徹底的な下見をしたり、ヘリコプターをチャーターもあり。 

チームリーダーの選定  チーム編成  (チーム内)打合せ

チーム編成は何名ですか? 基本は3名。 現場条件に合わせて2名から5名程度。 大仕事ですと、複数チームが出動するケースもあります。 

現場着手前準備  前日等  作業用図面作成(必要なら防水処理も)  資機材確認 出発前の(チーム内)最終打合せ

装備は個人所有ですか? 会社所有ですか? 個人装備は個人が購入・所有し管理、一方、ロープなどの共同装備は会社が購入・所有し厳重に管理しています。 
最終打合せとは? チーム全員で調査目的・ポイントの確認。 安全事項の確認 不明点疑問点を確認します。 

現場に向け出発

現場に向け出発(通常京都の会社を早朝5時または6時発)、東北・北海道・九州などの遠隔地は空路・鉄路(新幹線)(+レンタカー)、フェリー
会社から出発?  そうです。 遠方のスタッフは会社前泊車はハイエースなどのバンタイプ。 空路・鉄路の場合は、予め宅配便等。 時間的余裕がなければ手荷物(1人20kgから30kg)

現場到着  待ち合わせ場所 (地図を元に現地へ直接)  クライアント様との打合せ 下見・チーム内打合せ

現場での指示系統は? チーム員への指示はチームリーダーが出します。 クライアント担当者様からの指示はチームリーダーが受けます。 チーム員がクライアント担当者様からの指示を直接受けるのは混乱を招く可能性があるので避けます。 
遠望・各自スケッチ作成調査のポイントを確認。 作業分担。 調査ルートの確認・意思統一。 

装備の装着・安全確認

各自のロープ長さ・本数。 必要な装備の装着・携行   チームリーダーによる個別安全確認

下降開始地点へ移動   遠景マンは全体を見渡せる場所に陣取る。 下降開始地点への無線による誘導も

ロープのセット   仮加重テスト 最終安全確認

ロープのセットは、十分に安全な緩い勾配の斜面でおこなう。 最終安全確認。 集中、集中・・・・。 

下降開始   周辺の岩盤状況・浮石・転石調査開始、下降ルート(測線)沿いの簡易横断測量(巻尺、クリノコンパス)開始

簡易横断測量は、どうやるの? いわゆる間縄(けんなわ)測量の一種で、巻尺(30m、50m等)で距離、クリノコンパスで斜面(測線)勾配 を測定しつつ、下降す ることによって地形断面図(横断測量図)ができます。 慣れればかなりな精度が得られますノンプリズム測量との違いは? 植生や岩角などの死角に邪魔されえることなく測量できることは当然ですが、実はもっと大きな意味があります。 ノンプリズムを含めて通常の横断測量などの断面測量は地形の変化点の中でもとくに出っ張った地点を重点に測量していくので、断面データは比較的大雑把です。 一方、岩壁登攀調査での測量は浮石の背面亀裂などの重要ポイントをもらさず測量するので、断面データの精度ははるかに高いです。 さらに測線に近接するが、測線からはそれているので通常の横断測量では無視される浮石等の位置情報も、岩壁登攀調査では断面データに投影することができます。 

安全確保  ローププロテクター、リビレイ、ディビエーション。 落石回避。 

安全上の主なポイントはロープの切断防止と落石を誘発させないようにすることです。 ロープ自体の強度は静止耐荷重が2t程度と十分ですが岩角などで擦れると切断する可能性があり、リビレイやディビエーションなどのロープ技術を駆使して岩角に触れないようにするだけでなく、荷重を逐次かけ替えて何重にも安全を確保します。 落石を誘発させないようには、落石を誘発させそうなルートを避けることが大前提です。 どうしても避けれない場合も多く、下降ルートを変更したり、落石しそうな浮石を予め除去したり、浮石にロープが触れないように工夫したりします。 その他の安全上のポイントはスズメバチなどの有害生物および天候などがあげられます。 天候については、安全上の問題はロープで常に確保しているので、雷以外はほとんどありません。 

浮石・転石・不安定ブロック・岩盤状況の調査

下降しつつ浮石・転石・不安定ブロックや岩盤状況などを近接目視・直接観察し、記載・スケッチ・写真撮影します。 浮石・転石などの安定度は、落石対策便覧の基準に従って判断します。 撮影する写真は不安定度がよくわかるように配慮します。 また背面亀裂状況などの不安定度の判断根拠となるものも写真に収めます。 スケッチも不安定度がよくわかるように側方からみた断面図等で表現します。 

登り返し ギア回収 補足調査

測線下端に到達次第、下降システムから登高システムに切り替え、登り返します。 登り返しつつ、補足調査もします。 下降時とは違う目線で再度、全体を見渡してみます。  ★撤収 下降開始地点まで登り返したら、ロープを回収し、次の下降開始地点に移動する。 調査が終了したら撤収。 

仮成果

必要に応じ仮成果を提出します。 現場で作成した鳥瞰図の下描き等、調査結果のポイントや全容がわかる図面や、代表的な写真を提出。 現場作業が終わり次第、提出します。 なお、あくまでも仮成果で、データを整理・分析していくなかで、安定度の評価等ある程度の変更はありえます。 

本成果

最終成果の提出。 現場が終わり次第、手分けして写真整理・写真集作り、データ整理に着手します。 最終的にはチームリーダーを中心に鳥瞰図や断面図などの成果図面を作成します。 期間的には1週間から1ヶ月程度です。 

位置・測量精度が十分

岩壁登攀調査での位置精度は”意外’と高いと定評です。 最大の理由は、調査技術者自身が最大斜面勾配方向の測線・調査ルート(下降ルート)に沿って間縄測量をしつつ調査を進める点にあり、下降開始地点と到達地点の位置を平面図等で特定し、誤差を補正することによって、十分な精度が得られます。 間縄測量の具体的な方法は、巻尺(30m、50m等)と地質調査用のクリノコンパスを組み合わせることによって地形断面図を野帳に順次描いていくことで、斜面勾配(測線勾配)はクリノコンパスで読み取り、巻尺が足りなくなればえいっと強く引っ張ることで回収し、巻き戻し、再度末端を固定して使います。 

成果品  コメント 対策工法の個別提案

コメント

 

コメント 対策工法の個別提案

コメント 質問

回答

最新の岩壁スケッチ描法の例

通常は鳥瞰図として仕上げるが、今回は測量データが整備されていたので、正面図として仕上げました。 

岩壁調査手法-きぃすとんレポート2010年5月

転石・浮石の安定度評価

浮石落石対策便覧の転石・浮石安定度評価に基づいた評価表です。  落石対策便覧 (日本道路協会) に準拠し、クラスAAからクラスDまでの アルファベットでの 5 段階評価 を採用、岩壁での安定度評価にも使いやすいように表現方法を工夫してあります。 詳細はHP本文http://www.rope-access.co.jp/cliff_climbing_investigation/97.html

あくまでも、見た目の安定度評価・・・ですよね。 浮石除去作業で本当の安定度を実感するのもおもしろいですよ。   "著しく不安定"・・・とか・・・・"やや不安定"・・・・とかの・・・浮石の安定度評価。 あくまでも"見た目"の安定度評価。 安定度評価が妥当かどうかを実感できる作業が浮石除去作業。 意外にあっさりと動くものやら、予想に反してテコでもうごかないものやら。 浮石除去作業の豊富な経験的に判断して、全般的な傾向としては、通常の(見た目の)安定度評価は、実際の安定度よりは"不安定側の"評価判断となる傾向があります。 さらに同様に、安定度評価経験の浅い技術者ほど、実際の安定度よりは"不安定側の"評価判断となる傾向があります。 

浮石・転石の除去作業画像集★フォトアルバム
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