★ポイント
地質観察がメイン。
法面調査経験の豊富な地質技術者の出番です。
コア抜き自体はあくまで手段・・・・・・コア抜き×観察
モルタル/コンクリート吹付けの吹付厚の確認
地山との密着/空洞確認
地山・岩盤状況(風化、緩み、岩種、地質構造)の把握
直径6cm 深さ20cm程度の削孔が手間と観察のしやすさから適当。 径が細すぎると洗浄や観察がしづらい。 逆に太すぎると削孔に手間がかかる。 深さも吹付け厚さが5cmから15cmなのでちょうどいい。
削孔方向法面にほぼ直角方向。 したがって、通常は斜め下方に向けて削孔。 垂壁では水平方向に削孔することになる。 径6cm 削孔長20cm程度が適当。
削孔箇所数ひと法面につき3箇所から10箇所程度。
まずは、調査の目的を把握する。 大前提。
状況把握事前の机上調査と現地での直接観察で周囲の地質状況を確認し、調査対象の地質状況を把握する。
仮説・予想上記に基づき、対象となる吹付け法面の状況を予想する。 予想に基づき調査を行う。 予想が適切であることが確認できれば、それを裏付ける証拠となる写真を撮影する。
測線上に並べるロープアクセス技術では上下に効率的に移動することができる。 したがって、コア抜き箇所は測線上に並べることがもっとも効率的である。
孔口から孔壁、孔底まではっきりと写った写真が撮影できます。
打音が良好であっても、コア抜きを行ってみると吹付け背面に空洞が確認できる場合はよくある。 逆に、打音が不良であっても吹付けと地山が密着していることもよくある。
3名程度
日数1日
コア抜き箇所5から10箇所
費用1箇所3万円程度。